Linux備忘録 : ファイルシステム1

  • パーティションはfdiskコマンドを利用して作成する

  • Linuxでは、ハードディスクを複数のパーティションに分割して利用する

  • Linuxは、ext2ext3などのファイルシステムを利用する

  • ファイルシステムは、mkfsコマンドで作成する

  • mkfsコマンドは、既定でext2ファイルシステムを作成する

  • mke2fsコマンドによりext2またはext3ファイルシステムを作成できる




  • パーティション上にスワップ領域を作成するには、mkswapコマンドを使う

  • >mkswap デバイスファイル名

  • プライマリマスタに接続されたIDEハードディスクのデバイスファイル名は、/dev/hda になる




  • fsckコマンドは、ファイルシステムの整合性をチェックする

  • fsckコマンドに-Aオプションを指定すると、すべてのファイルシステムのチェックを実行できる

  • -tオプションでチェック対象のファイルシステムを指定する

  • fsckコマンドを実行する前にディスクをアンマウントする(ファイルシステムを破損する恐れがあるため)




  • inodeは、ファイルに関する情報を保持する構造体

  • 1つのファイルに1つのinodeが対応する

  • inodeは、ファイルシステム作成時に設定され、後から変更できない

  • inodeが不足すると、ファイルを新規に作成できなくなる

  • dfコマンドは、ファイルシステムやinodeの使用状況を表示する

  • duコマンドは、ディレクトリごとのディスク使用量を表示する




  • e2fsckコマンドに -p オプションを指定すると、ユーザーへの問い合わせを行わずに検出された不良箇所をすべて自動的に修正する

  • mountコマンドをオプションなしで実行すると、現在のファイルシステムのマウント状況が表示される

  • 使用中のファイルシステムは、アンマウントできない

  • ファイルシステムをマウントするには、mountコマンドを使用する

  • ファイルシステムをアンマウントするには、unmountコマンドを使用する




  • ブート時にファイルシステムをマウントするために使用する設定ファイルは、/etc/fstab である

  • システム起動時に mount -a コマンドが実行され、/etc/fstab ファイルが参照される

  • /etc/fstab ファイルに記述されたファイルシステムは、マウントのオプションにnoautoが指定されているものを除きすべて自動的にマウントされる

  • /etc/mtab は、現在のマウント状況に関する情報を格納したファイル




  • /etc/fstabファイルは、6つのフィールドに設定を記述する
  • /etc/fstabのフォーマット

  • バイスファイル名マウントポイントファイルシステムのタイプマウントオプションdumpフラグfsckフラグ


  • /dev/sdaは、SCSI以外にもSATAハードディスク、USBディスクなどにも使用されるデバイスファイル名である





  • クォータ(quota)は、ユーザーやグループごとに使用可能なディスク容量の上限のこと

  • クォータは、ディスク容量やinodeの数などにより設定できる

  • クォータを設定するためには、あらかじめ/etc/fstabファイルにおいてファイルシステムのマウントオプションにusrquota(ユーザー用)、grpquota(グループ用)を指定しておかなければならない

  • quotacheckコマンドを実行し、クォータ情報を管理するデータベースを作成する

  • ユーザー用のクォータの情報を管理するデータベースファイル名は、aquota.userまたはquota.user。quotacheckコマンドの前にtouchコマンドで作成する

  • quotaonコマンドでクォータを有効化する

  • ユーザーがクォータの状況を確認したい場合は、quotaコマンドを使用する

  • クォータを有効化した後にクォータの設定、変更を行う場合、edquotaコマンドを使用する

  • クォータによる制限には、ソフトリミットとハードリミットがある

  • ソフトリミットは、上限値を越えると警告を発し、猶予期間を経過するとファイルの書き込みを不可にする

  • ハードリミットは、警告を発せずにファイルの書き込みを不可にする

  • rootがすべてのユーザーのクォータの状況を確認するためには、repquotaコマンドを使う