2009-03-12 Linux備忘録 : ファイルシステム1 パーティションはfdiskコマンドを利用して作成する Linuxでは、ハードディスクを複数のパーティションに分割して利用する Linuxは、ext2やext3などのファイルシステムを利用する ファイルシステムは、mkfsコマンドで作成する mkfsコマンドは、既定でext2ファイルシステムを作成する mke2fsコマンドによりext2またはext3ファイルシステムを作成できる パーティション上にスワップ領域を作成するには、mkswapコマンドを使う >mkswap デバイスファイル名 プライマリマスタに接続されたIDEハードディスクのデバイスファイル名は、/dev/hda になる fsckコマンドは、ファイルシステムの整合性をチェックする fsckコマンドに-Aオプションを指定すると、すべてのファイルシステムのチェックを実行できる -tオプションでチェック対象のファイルシステムを指定する fsckコマンドを実行する前にディスクをアンマウントする(ファイルシステムを破損する恐れがあるため) inodeは、ファイルに関する情報を保持する構造体 1つのファイルに1つのinodeが対応する inodeは、ファイルシステム作成時に設定され、後から変更できない inodeが不足すると、ファイルを新規に作成できなくなる dfコマンドは、ファイルシステムやinodeの使用状況を表示する duコマンドは、ディレクトリごとのディスク使用量を表示する e2fsckコマンドに -p オプションを指定すると、ユーザーへの問い合わせを行わずに検出された不良箇所をすべて自動的に修正する mountコマンドをオプションなしで実行すると、現在のファイルシステムのマウント状況が表示される 使用中のファイルシステムは、アンマウントできない ファイルシステムをマウントするには、mountコマンドを使用する ファイルシステムをアンマウントするには、unmountコマンドを使用する ブート時にファイルシステムをマウントするために使用する設定ファイルは、/etc/fstab である システム起動時に mount -a コマンドが実行され、/etc/fstab ファイルが参照される /etc/fstab ファイルに記述されたファイルシステムは、マウントのオプションにnoautoが指定されているものを除きすべて自動的にマウントされる /etc/mtab は、現在のマウント状況に関する情報を格納したファイル /etc/fstabファイルは、6つのフィールドに設定を記述する/etc/fstabのフォーマット デバイスファイル名マウントポイントファイルシステムのタイプマウントオプションdumpフラグfsckフラグ /dev/sdaは、SCSI以外にもSATAハードディスク、USBディスクなどにも使用されるデバイスファイル名である クォータ(quota)は、ユーザーやグループごとに使用可能なディスク容量の上限のこと クォータは、ディスク容量やinodeの数などにより設定できる クォータを設定するためには、あらかじめ/etc/fstabファイルにおいてファイルシステムのマウントオプションにusrquota(ユーザー用)、grpquota(グループ用)を指定しておかなければならない quotacheckコマンドを実行し、クォータ情報を管理するデータベースを作成する ユーザー用のクォータの情報を管理するデータベースファイル名は、aquota.userまたはquota.user。quotacheckコマンドの前にtouchコマンドで作成する quotaonコマンドでクォータを有効化する ユーザーがクォータの状況を確認したい場合は、quotaコマンドを使用する クォータを有効化した後にクォータの設定、変更を行う場合、edquotaコマンドを使用する クォータによる制限には、ソフトリミットとハードリミットがある ソフトリミットは、上限値を越えると警告を発し、猶予期間を経過するとファイルの書き込みを不可にする ハードリミットは、警告を発せずにファイルの書き込みを不可にする rootがすべてのユーザーのクォータの状況を確認するためには、repquotaコマンドを使う