HTTPヘッダー7

クッキーのためのヘッダーフィールド

  • クッキーはHTTPに正式に組み込まれたものではないが、Webでは広く利用されている

  • クッキーのヘッダーフィールドは、RFC2965


  • クッキーのためのヘッダーフィールド

  • Set-Cookie2状態管理開始のためのクッキー情報レスポンス
    Cookieサーバーから受け取ったクッキー情報リクエス
    Cookie2クライアントがサポートしている状態管理仕様のバージョンリクエス


    Set-Cookie2

  • サーバーがクライアントに状態管理を始めるときに、クッキー情報を伝える



  • Set-Cookie2のフィールド値

  • NAME=VALUEクッキーにつける名前とその値必須
    Comment=Valueクッキーについてのコメント。値の文字はUTF8エンコーディング
    CommentURL="URL"クッキーについての情報を記載したURL
    Discardユーザーエージェントが終了したときに、そのクッキーを無条件に破棄する指示
    Domain=valueクッキーが有効であるドメイン
    Max-Age=valueクッキーの寿命(単位は秒)
    Path=valueクッキーの適用対象となるサーバー上のURL
    Port=portlistクッキーが適用されるポートのリスト
    Secure以後のリクエストにおいては、リクエストがセキュアな場合にのみクッキーを返すような指示。"セキュア"とは通常はHTTPSによる通信を指す
    Versionクッキーが準拠する状態管理仕様のバージョン必須




  • Set-Cookie2のヘッダーフィールド(Set-Cookie2には必須のヘッダーフィールド以外で、値を指定しなければ、既定値が適用される)

  • 属性既定値
    DiscardMax-Age属性の値まで延期
    Domainクッキーの送信元サーバーのドメイン
    Max-Age現在のユーザーセッションがアクティブな間だけ(クライアントのローカルディスクには保存しない)
    Pathクライアントに最初にクッキーが返されたときの該当URLのうちファイルまでの部分
    Portクッキーは任意のポートに適用
    Secureセキュアでなくてもリクエストを返すことが可能


    Cookie

  • Cookieヘッダーフィールドは、クライアントがHTTPの状態管理のサポートを望むときに、サーバーから受け取ったクッキーを以後のリクエストに含めて伝える

  • 複数のクッキーを送ることもできる

  • Cookie2

    Cookie2: 1

  • Cookie2ヘッダーフィールドは、クライアントがサポートしている状態管理のバージョンを伝える





  • 参考文献:今夜わかるHTTP(上野宣)